2018年9月27日木曜日

「四角目は血統じゃない」カストリ書房・渡辺豪×慶優TSレポ Part2

渡辺氏よるご説明の後、漫画の作画担当の慶優氏に質問がうつりました。

写真右から:
●渡辺豪(わたなべ ごう)…原画展の会場となった遊郭・赤線専門書店「カストリ書房」の店主。全国の赤線跡をめぐり、失われつつある赤線の記録と魅力を伝える専門家のひとり。
●慶優(けいゆう)…漫画家。代表作は『てんぱいっ!』『シガーホリック』。『復讐の赤線』では、ネームから線画までを手描き原稿、一部着色をデジタルで行う。

●聞き手…鈴木愛美(すずき めぐみ、編集担当)


※()内は編集者の補足

―このイベントの目玉というか、「四角目の秘密、教えてあげるよ」ってことで……四角い目のアイデアはどうして生まれたんですか?


イベントの告知バナー

慶優:大した理由じゃないんですけど……そもそも杉山家の意地悪なキャラを比較的黒目が小さい、意地悪そうな顔にしてたんです。ただそうすると、驚いたりとか感情の起伏によって黒目が小さくなる漫画の表現が使えなくなるんで、どうしようかなと思って。
だったら感情が高まった時は「黒目を四角にする」というのはどうか、と思ってあのデザインが生まれました。

感情の起伏で四角くなる

杉山家の血統だから四角くなるという訳ではなく、黒目が小さいキャラはそうしようかなと思ってます。

―もともと黒目が小さくて、これ以上小さくできないから四角くするようにしたんですね。書いてて楽しいキャラクターは誰ですか?

慶優:当初から俊人です。担当さんとも「俊人がいちばんキャラが立ってるね」って話しながら書いてて。長髪の頃から俊人は楽しく描いてました。

―逆に、描くのが大変なのは?

慶優:芳子(女将)ですね……あのタレントさんに似てるって(読者コメントで)よく言われるので、似せて描いていった方が喜んでもらえるとは思うんですけど……似せすぎると問題あるのかなと思って、どうしようかなって(笑)
……悩みますよね。

百合の園オーナー、橋本芳子

―あのキャラは「デラックスすぎる」とcomicoでもザワつかれちゃうので、あまり似せないでください……でも本当に似てますよね(笑)

渡辺:描く側でも、キャラクターが好きだったり嫌いだったりと別れるものなんですか?

慶優:基本的に自分で描くので、全員好きは好きなんですけど……功(おじ様)ですら、好きなんですけど。このキャラは描いてて苦痛だと感じることもないので、みんな均等に愛してますね。

―作画を担当して、『復讐の赤線』のストーリーはどう思いますか? 面白いですか?

慶優:復讐ものは初めてだったので……自分でも描こうと思ったことがなかったので、はじめは探り探りで描いてました。自分自身、漫画家としてなりはじめの時から女性キャラを描くことが多くて。編集の方から女性キャラを褒められることが多かったんですけど、男性キャラはいいねと言われたことがなかったので、今回は男性キャラを認めてもらえたのが嬉しかったですね。
今回の作品で、復讐もののストーリーは好きになりました。面白いなって。

―現実に置きかえてみて、スズランのような女の子はどう思いますか?

慶優:普通にいそうな感じの女の子で、好きですね。

―逆に、こいつは無理、とか理解できない、と思うキャラクターはいますか?

慶優:思考回路が理解できないように意識して描いているのは、やっぱり篤人です。朝や昼間のワイドショー番組などで、主婦の投稿を題材にした再現ドラマなんかも参考にして描いています。

そして長男の篤人

―つまり、篤人さんの中身のモデルは、いわゆる「モラハラ夫」なんですね

慶優:そうですね……。

―篤人さんの価値観の中に、(生みの親である)慶優先生の価値観は入ってないのでしょうか?

慶優:篤人さんとの共通点は、長男というところぐらいですね。

―そうですか。ところで本編は葉山先生のプロット(筋書き)にそって進んでいますが、ご自身が『復讐の赤線で描いてみたいエピソードはありますか?

慶優:夢子視点とか蘭子視点のエピソードはそれぞれ作れそうかなと思ってますね。

―それ読みたいです。comicoでのストーリーはまだまだ続きますが、いずれスピンオフも描いていただきたいですね

娼婦たち。左から、夢子、スズラン(頼子)、蘭子、笑子、おさち

―ところで、作品公開直後に読者コメントで反応が得られるcomicoのようなシステムは、初めてのご経験だと思いますが、どう感じられましたか?

慶優:まず、すぐにコメントついたのに驚いて。作品を否定するんじゃなく、楽しもうとしてくれてるって感じが嬉しかったですし。作品を楽しむ才能のある読者に恵まれたなって感じがありました。

―そうですね。漫画を読むだけじゃなくて、コメントを書いて楽しむ、他のユーザーさんのコメントを見てまた楽しむ、っていうところがcomico読者さんにはあります。
紙媒体とWeb媒体で連載経験のある慶優先生が、comicoの連載はここが特徴的だと感じる点は?

慶優:ライブに来てる感じがありますね。

―なるほど。確かに、つまんないと感じた方からそういうリアクションがくると、ちょっと頑張ろうって気になりますよね。だから赤線読者の方は、感じたことをそのままコメントとして書き込んでくださると、作品を盛り上げるという面ではプラスですので、ぜひよろしくお願いいたします

―あと、週刊で漫画を描くのは辛いですか?

慶優:辛いですね(笑)
もともと『コミックゼノン』という月刊誌で連載してて、その次はWeb媒体の『コミックぜにょん』で隔週連載になったんです。で、今は週刊連載をやっているので、どんどん締め切りのスパンが短くなったというか……

月刊だとネームのチェックって月1回なんですけど、comicoだとネームチェックが毎週あるので、そのぶん精神的なプレッシャーはあります。ネームがOKになって下書きに入る段階では、あとは描くだけなのでだいぶ気が楽になりますが……

―アシスタントは雇わないのですか?

慶優:雇いたいですけど……原稿料が決まってるので、そこは仕方ないかなと。

―そうですね……ちなみに今回の展示にあたって、原作者や漫画家、編集者の作業を1週間にあてはめてみたのですが、慶優先生には1日も休みがなく……


週刊連載作家さんは休みがなく本当に大変です

―それでも楽しみにしてくださってる読者の方のために、休載しないよう総勢で進めています。完結まで休載なしを目指して頑張ってますので、皆様ぜひ応援よろしくお願いします!

渡辺:1週間分とか書き溜めたり、ストックは作らないのですか?

渡辺氏から当然の疑問が……ストック大事。

―書き溜めたら……放出してしまうんです。「今週は2話同時更新!」とか言って……

渡辺:それだと、体調の管理を万全にしないと……

―そうなんですよね……体調管理が大事ですよね。(慶優先生が)風邪ひいたらアウトですね

渡辺:漫画の環境はアナログとデジタルどっちなんですか?

―線画まではアナログですね。シャーペンで下書き、つけペンで線画まで描いてて。最近はかなりしんどいので、背景の一部は市販の素材を使おうかって話になってます


イケメンキャラを次々と生み出す慶優氏

―慶優先生に質問を戻します。慶優先生にとって復讐はアリですか? ナシですか?

慶優:復讐は、正攻法だったらアリかなって。昔、別の出版社で「君の描く男キャラはカッコよくないね」って言われたことがあるんですけど……今回の作品でそれは復讐になったかなと思ってます(笑)。

―(男キャラが大好評なので)復讐になりましたね!
じゃあ拳を使わない復讐だったら、ラップバトルとか、勝手に向こうが自殺するとか間接的なのもアリですか?

慶優:まあそうですね……復讐をやった方がいいかどうかはわかんないですけど、自分が後悔のないようにはしたいですね。

―過去の担当編集さんに「君の描く男キャラはカッコよくないね」と言われたけど、本作では「トッシーかわいい! 高塚さん素敵!」と読者さんが喜んでくれてるじゃないですか。それって正直、「ざまあ」って気持ちになったりしましたか?

慶優:まあ……はい。

―(笑)最後に、読者にメッセージをお願いします

慶優:あいにくの雨の中、足を運んでいただきありがとうございます。
今回、新キャラで篤人の婚約者を描いたんですけど、原画があるのでよかったら見ていってください。

あとは休載せずに更新頑張っていきますので、皆様よろしくお願いします。

―そうですね。新キャラの2人……藤原さんと、篤人の婚約者はこの先いっぱい活躍してくれそうなので、読者の皆様は楽しみに応援してくださると嬉しいです

―このたびは雨の中、イベントにご来場ありがとうございました


この後、サロン形式でリラックスムードの中、慶優氏のサイン会が行われました



→トークイベント前半へ
「娼婦は人類最古の職業」カストリ書房・渡辺豪×慶優TSレポ Part01



「娼婦は人類最古の職業」カストリ書房・渡辺豪×慶優TSレポ Part1

『復讐の赤線』原画展にて行われたトークイベントの模様をお届けします。

写真右から:
●渡辺豪(わたなべ ごう)…原画展の会場となった遊郭・赤線専門書店「カストリ書房」の店主。全国の赤線跡をめぐり、失われつつある赤線の記録と魅力を伝える専門家のひとり。
●慶優(けいゆう)…漫画家。代表作は『てんぱいっ!』『シガーホリック』。『復讐の赤線』では、ネームから線画までを手描き原稿、一部着色をデジタルで行う。

●聞き手…鈴木愛美(すずき めぐみ、編集担当


※()内は編集者の補足

―皆様、本日はお足元の悪い中、ご来場ありがとうございました。これより『復讐の赤線』ファンミーティングとして、トークショーとサイン会を進めさせていただきます


―まずは歴史上の「赤線」について、質問が多かったものを渡辺様におうかがいします

渡辺:渡辺と申します。私も赤線が好きで本を作ったり書店をやってますが、「赤線」の定義は難しいですよね。今回のような作品はフィクションなので、必ずしも史実通りじゃなくて構わないと思いますが、よりその裏側を知った方が作品の面白味も伝わってくるかと思います。

―そもそも「赤線」って、どう説明すればいいんでしょうか?

渡辺:結構それは難しくて……娼婦は「人類最古の職業」って言葉があるほど、売春って行為は自然発生的にこの世に存在しているんです。日本では遊郭がそうで、豊臣秀吉が京都に作ったのが歴史上最初の遊郭と言われています。
遊郭は太平洋戦争終結後、公娼制度(公に認可された娼婦の制度)の廃止とともになくなります。かわりに戦後翌年の昭和21年からはじまって昭和33年の「売春防止法」施行まで存在した、国が認める売春制度を「赤線」と呼びました。

→参考リンク:「24. 売春防止法」
赤線廃止までリミットは1年

赤線という言葉は、一説には警察が地図上の売春地域を赤い線で囲ったからと言われています。全国に赤線がいくつあったのか、正確な統計はないですが国内に800カ所あったとも言われてて、相当数があったんだろうと思います。今でいうコンビニみたいに、日本のどこにでも売春する場所があったってことなんですよね。

―赤線で体を売ってたのは女性だけですか?

渡辺:赤線というと女性だけです。ただ当時も男娼窟(だんしょうくつ)はあったのですが、それは上野周辺とか都市部のごく限られた一部の場所です。

―漫画では、ヒロインが赤線の娼婦とデパートに買い物に行くエピソードがあります。実際に娼婦たちは自由に外出や買い物ができたのでしょうか?

参考リンク:「15. 悪徳のめざめ」
いつの時代もデパコスは女性の憧れ

渡辺:一応、戦後日本では人身拘束は法律で禁じられていたので、制度上は自由に出歩くことはできました。ただ雇い主側からすると、自由に出歩かれて高飛びされたら借金を回収できないわけだから、店の手伝いのお婆さんとか男の人が同行したって言われています。またデパートで自由に買い物できたかというと、行ってもそこまで自由になるお金がなかったってことの方が正しいと思います。

―漫画では、(夢子が)デパートの化粧品を買いあさってます(笑)

渡辺:ああ……でも当時、化粧品をいちばん使ったのは、赤線ではなく街中で立ってる街娼、いわゆる「パンパン」と呼ばれた方たちだったようです。資生堂が出したネイルスティックという、爪に塗る口紅型の化粧品を頻繁に使ってたのも街娼だったと言われてます。

参考リンク:「21. 思いがけない訪問客」
「資生堂 爪紅」でググってみてください

―娼婦にとって化粧品は必需品だったんですね。ただデパートとか赤線の外での買い物は、店側の人間が逃げないよう見張ってると。ちなみに化粧品は自腹ですか?

渡辺:経費として支払われるわけじゃなく、ぜんぶ自腹ですね。むしろ、赤線の経営者が連れてくる業者から買うと、その商品代に手数料も乗っけられてしまうので、自分たちで買いにいった方が安かったと思います。

―世知辛いですね。また赤線で働く娼婦の身の上なんですが、自らの意志でこの職を選択したのか、あるいは生活に困窮してだったり、地方から身売りされてくるケースが多いのでしょうか?

渡辺:ほとんどの場合は生活苦ですね。戦後当時の状況を考えると、父親や兄が戦死して長女が働かなきゃならなかったり、戦争で夫を亡くした未亡人が子供を養うために働きに出るって人が多かったようです。赤線でも、自分の意志で働いているって娼婦は少なかったと思います。

―赤線は、遊郭の時代と違って自分の意志で店をやめたり、別の店に移ることはできるんですか?

渡辺:一応できます。戦後になると自由な考え方をする人が増えてきたので、嫌だったらパッと店を辞めて雲隠れしちゃう人もいたみたいです。
また、他の店に移ること……「住み替え」もできるのですが、そのときに手数料を払わなきゃいけなくて、それだと自分の借金が大きくなるだけなので。今でいう、とらばーゆ的に転職することが自分の経済状況の向上につながるとは限らず、むしろ借金が増えてしまう状況になっちゃうんですね。

―それは嫌ですね。ちなみに、娼婦は1日何人くらいの客をとるのが普通だったんでしょうか?

渡辺:店によります。儲かってる店は客も多いし、逆もあるので。記録に残っているのは、1日50人くらいの進駐軍を相手にした人もいたようです。

―1日で50人!

渡辺:たとえば江戸時代の遊女なんかも、それだけの人数相手では体が疲弊してしまうので、相手に気づかれないように手で射精させたり、いわゆる「遊女の手練手管(てれんてくだ)」を使ったそうです。赤線でも個人レベルでそういうテクニックはあったんじゃないかと思います。

遊郭・赤線専門書の店主で編集者の渡辺 豪氏

―店から引かれる手数料を考えると、最低でも1日10人くらいは客をとらないと生活できなかったのでしょうか

渡辺:だと思います。売上の配分は、戦後になるとだいたい半々ですね。経営者が半分、娼婦の取り分が半分。それが少ないかどうか、搾取されてるのかっていうとわからないですね。現代だって、会社で働く社員が売上をあげても給料が増えるわけじゃないし、売上の半分も給料もらえてるわけないですよね。
そう考えると、もしかしたら赤線の頃の方が(取り分が多いので)やりがいはあったんじゃないかと僕は思いますね。

―本作のヒロインは、戦災孤児で身寄りもお金もなかったので赤線の娼婦になりました。現実でも、お金も身寄りもなかったその頃の女性は、娼婦になるしかなったのでしょうか?

渡辺:当時のセーフティネットとして、売春以外に水商売も受け皿になってたんじゃないかと思います。スナックやバーで接客する仕事もあったようです。ただ結局そこまでお給料は良くなかったと思うので、もうちょっと実入りを考えたり、子供がいて自由な時間が取れないから短時間で稼ぐことを考えた場合、最後の砦みたいなところが「体を売る」職業だったんじゃないかと。

それ以外にも、地方から上京して行く当てもない女性が上野駅とかにいたりして、彼女たちをうまいこと騙して赤線に売っぱらっちゃう、いわゆる「ポン引き」と呼ばれる方たちもいました。世間知らずな人が東京に来て、気が付いたら赤線で働かされてた……なんてケースも多かったみたいです。

―ああ……。ところで、本作はフルカラー漫画なので登場キャラの髪や目をカラフルにしています。赤線の時代、実際に髪を染めている人はいましたか?

渡辺:ヘアスタイルのバリエーションに関しては、戦前からヨーロッパのスタイルが入ってきてたので、パーマなどは普通にありましたね。今みたいな綺麗なウェーブではなくてチリチリパーマみたいな感じでしたが。ただ、染髪の文化はあまりなかったので、娼婦に限らずその頃の女性で髪を染めるってことはほとんどなかったと思います。

フィクションです
フィクションです

―実際は、黒髪にチリチリパーマくらいだったんですね。また赤線の娼婦たちは、夜型生活だったんでしょうか?

渡辺:だいたい生活スタイルは逆転しちゃいますね。日が沈んだあたりからお客を取りはじめて……「ロング」と「ショート」という2つのコースがおおむねあって、ショートは1時間くらい客の相手をして、ロングはひと晩一緒に過ごします。翌朝9時くらいまでにお客さんを帰して、そこから遅めの朝ごはんをたべて寝ます。その後、夕方16時くらいに起きて、銭湯に行ったり身づくろいしたり、読書したりと自由時間が少しあって、また日が沈んだくらいから働き出す……というのがひとつのサイクルですね。

―作品では演出上、お客さんが娼館を訪れるシーンが多いのですが、実際は店の外で呼び込みとかをしていたんでしょうか?

わ:場所によるんでしょうけど、一般的に「牛太郎」と呼ばれる男の従業員が客引きして連れてくるパターンが多かったと思います。店の10メートルくらいの先で「かわいい子いますよ」って男性に声をかけます。もちろんそれだけじゃなく、女の人が店先に立って「いらっしゃい、いらっしゃい」って呼び込みすることもあります。


※(その後、イベントご来場の方に質問を募りました)

ご来場者様:私は沖縄出身なのですが、地元にそういう(赤線)雰囲気の街があって、人が立ってたり、中に小部屋があって女の人がいるという場所があります。今でも赤線って存在しているのでしょうか?

渡辺:ありますね。まだギリギリ。ここ20年くらいは「ウラ風俗」と呼ばれることが多かったですね。ただ質問者さんがおっしゃる通り、元々は赤線で、さらにその前には遊郭があった地域だったりします。全国に何カ所あるかはカウントしてみないとわからないですけど、いちばん最北では北海道の旭川、南は沖縄に存在しています。

また面白いのは、四国は県庁所在地に1カ所ずつ赤線地帯がまだ残ってるんですよね。四国というのは1988年に瀬戸大橋が開通してやっと地続きになった地域で。それまでガラパゴス状態で、他の地域とはひと昔くらい遅れてるような印象があるんですけど、本州では(赤線が)ほぼなくなったとはいえ、四国ではギリギリ残ってるみたいな感じです。
皆さんの中には、飛田新地(大阪市西成区山王三丁目。かつて遊廓や赤線があり、いまも売春宿が立ち並ぶ歓楽街)をご存知の方も多いかと思うのですけど、あのように(娼婦が)顔見せしてるようなところも四国にはまだ残ってます。

それでも、ここ10年くらいでそういう場所もなくなっていくと思います。

―やはりデリバリーヘルスとか無店舗型風俗が主要なサービスになっていく?

渡辺:そうですね。働く側からしても安心して働きたいというのもあるでしょうし、お客の側からしてもアンダーグラウンドなものよりは、ちゃんと認可を取っている風俗店の方が安心できるというのもあるでしょうし。


―そうなんですね。ためになるお話ありがとうございました


※後半は慶優氏にバトンタッチ、制作秘話に迫ります。


→トークイベント後半へ
「四角目は血統じゃない」カストリ書房・渡辺豪×慶優TSレポ Part02



2018年9月18日火曜日

イベント最終日もありがとうございました

17日最終日も、原画展と原画の受け取りに来られた方のおかげで、楽しい時間を過ごせました。

女性読者が9割以上の本作ですが今回、男性読者さんともお会いできて嬉しかったです。
また意外にもお子様連れの読者さんが多かったのも驚きました。

俊人似のイケメン
ベッドシーンがたくさん入ってる原画集

店内には結構セクシーな本やアイテムが置いてあるので、少しハラハラしました…
ピンクな雰囲気のグッズたち

またなんと、初日のトークイベントとサイン会に来てくださった方が、再訪してくださったりもして、とても嬉しかったです…!!

初日には間に合わなかったグッズたちと
ありがたいことに差入れも沢山いただいたのですが、下の写真は「昭和32年4月1日」の新聞を包装紙代わりに持ってきてくれたお煎餅…!
売春防止法が施行された「昭和33年3月31日」ではなく、その1年前、ちょうど俊人が初めて労働したであろう時期を狙ったんだそうです。

俊人大好きすぎかよ!
赤線読者さんはなんていうか、ロマンチストが多いというか、粋なことを仕掛けるのがお好きな人が多いように思います。素敵…

撤収直後は激しい雷雨に襲われ、原画が痛まないよう四苦八苦しましたが……なんとか慶優先生の命である原画は無傷でした。
ご来場の皆様は、無事にご帰宅されたことを祈るばかりです。


皆様、復讐の赤線を楽しんでくださって本当にありがとうございます。
引き続き頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします!

(編集担当)

2018年9月16日日曜日

小さいお客様

昨日の雨天から一転、本日は晴れております。
ギャラリーの設営を終えてまったりしてましたら
トッシーファンのお母様がお子様と埼玉から遊びに来てくださいました。

篤人さんから俊人へ推し変したそうです

吉原に来るのが早すぎた幼稚園児

普段から関係者一同、読者の方々のコメント欄を楽しみにさせていただいてますが、お顔を見ながら会話できるライブ感は、その数百倍の喜びがあります。

読者の方のお話を伺っていると、「本当に楽しんでもらえてるんだー」と感動します。
こちらこそ、毎週読んでくださってありがとうございます!
これからも日曜夜に皆様のコメントが楽しめるよう、休載せずに頑張ります。

明日最終日なので、お時間ある方はぜひ!
例の墨絵

そのほか、カストリ書房ご訪問のお客様が何人かギャラリーに寄ってくださり、原画やcomico内の本編を手に取ってご覧になってくださいました。

基本無料で読めますので、ぜひスマホでお楽しみください。
無料話だけでも!

URLこちらでーす

・『復讐の赤線』Webブラウザ版

・アプリ版
comico人気オリジナル漫画が毎日更新 コミコ

comico人気オリジナル漫画が毎日更新 コミコ
開発元:NHN JAPAN Corporation
posted withアプリーチ


オリジナルグッズを販売します

本日はグッズのサンプルも展示しておりますので、
実物を見て購入を検討したい方はカストリ書房までお越しいただけますと幸いです。

15日(土)オープンとお知らせしましたcomico shopですが、
申し訳ありません、もう少々お待ちください…。

URLはこちら:
https://comico.meetmygoods.com/akasen

サンプルはスズランと俊人のみとなりますが、
他のキャラクターも随時ラインアップ予定です。

ドーリースズランのマグカップと俊人のお薬ケース

トートバッグとかスマホカバーとか

四角目グッズは魔除け、痴漢除けになります





2018年9月15日土曜日

イベントご参加ありがとうございました

みなさま

本日は雨天の中、イベントのご参加、誠にありがとうございます。
沢山の『復讐の赤線』読者様にお集まりいただき、とても和やかな雰囲気の
トークショーとサイン会になったこと、感謝の念に堪えません。

色々と手際が悪くお待たせしてしまうことも多々ありましたが
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

イベントレポートは近日中に公開予定ですので、少々お待ちください。

なお、明日と明後日も11~18時まで原画展を開催中です。
担当が常駐しておりますので、よければ遊びにいらしてください。
(時間あるようでしたら、制作裏話とかお話しします…!)

先ずは御礼かたがたご連絡まで。
本当にありがとうございました!!

吉原のカストリ書房さん










2018年9月7日金曜日

抽選結果についてご連絡

先ほど、すべてのご応募者様に抽選結果を
メールにて通知させていただきました。

7日中にメールが届いていない方がおられましたら、
何らかのエラーが起こった可能性がございます。

お手数ですがメールにてお問い合わせください。

メール:
4kakume@gmail.com

会期中、皆様にお会いできるのを楽しみにしております!